建売住宅の外構は、建売販売会社によってさまざまですが、パワービルダー(住宅取得者層をターゲットとして30坪ほどの土地付き一戸建住宅を分譲する建売住宅業者)、建物に予算を多く使うので、必然的に最低限の外構になる場合が多いです。
想像していたものと実際なものでギャップを感じ、ショックを感じる方は多いでしょう。
また、住み始めて必要だと感じる外構設備も出てきます。
今回は、外構についてご紹介します。
住宅の外構とは
建売住宅外構は、土地における建物以外の駐車スペースや庭、玄関までのアプローチ、郵便宅配ボックスなど、建物周辺の事。
建売の外構と追加工事
建物周辺の敷地が土のまま
建売の外構に、よくあるのがコンクリート施工されいるのが、駐車スペースだけというケース。
中には砂利を敷いてくれている建売もあるが、珍しい。
駐車スペース以外は、土のままなので、雑草や虫の幼虫など、処理をするのが大変。
そのため、メンテナンスもいらない砂利など敷き詰めるのは、おすすめ。
価格は、敷き詰める広さにもよるが、一般的な住宅だと1平米あたり砂利と防草シートで3500円から6000円ほどで。
自分でも敷き詰めることもできるが、かなりの重労働になるので、追加工事で注文することが多い。
ブロックやフェンスがない境界線
建売住宅の場合、隣接する駐車スペースや隣地の境界線上に、ブロックやフェンスが設置されないことがある。
これも、外構の予算を抑えるため、よく見られるケース。
隣地の境界ブロックなどがないと、子供や車の乗り降り時に意図せず、お互いの敷地に踏み入れてしまう事もあり、隣人同士、気を使うこともある。
そのため、境界線上に仕切るブロックなどを設置する事が多い。
費用は、ブロックを積んだ上に、メッシュフェンスを設置する追加工事でも、長さによるが約20万~40万円と追加費用がかかる。
駐車スペースの土間が一部だけ
駐車スペースが2台分あっても、1台分だけ、もしくは一部だけに、土間打ちされている事も多い。
その他にも、車1台分は土間打ちし、周りを砂利を敷き詰めるケースもある。
追加費用は、1平米あたり1万から1.8万円ほどかかる。
この様に、物件の原価を抑えるため、生活する上で支障のない外構になりやすいのが、建売住宅の外構です。
また、もともと物件価格に外構費用が含まれていないケースもあるので、建売購入時は、そういったことも注意される事をおすすめします。
次は、個人的におすすめ外構です。
おすすめ外構の追加工事
カーポート
カーポートは、車や自転車を強い日差しや雨、鳥などのからの飛来物から守る役割がある。
太陽の光や雨から守ることで、車のメンテナンスも簡単になり、劣化も軽減できる。
設置費用は、カーポートが材質などによるが、1台分10万~60万ほどで、サイクルポートだと、10万~20万ほどが相場である。
壁などがないため、車庫とは別物に分類される。
【人気のカーポート】メーカー3選
目隠しフェンス
目隠しフェンスは、ご近所や通行人の視線から家族のプライバシー空間を作ることができる。
視線が気になり、リビングに居てもくつろげないという悩みも解決でき、カーテンを開けた開放的な生活ができる。
ウッドデッキ
ウッドデッキとは、建物の周囲や庭などの屋外スペースを居住性や歩行性の目的で、設置される木造の床(木造風)である。
洗濯物干し、くつろぎ空間でBBQを楽しんだりと家の庭を有効活用として、設置する住宅が多い。
まとめ
今回は、建売住宅の外構についてご紹介しました。
建売住宅は、手ごろな価格帯で販売されることが多いので、どうしても外構はコストをおさえて施工されます。
完成している物件なら、必要な外構がわかりますが、建築中の物件では、イメージしづらいでしょう。
外構図面などで、必要な外構を確認し、費用を予め準備しておきましょう。
外構は、家族構成や立地条件、ライフスタイルなどにより最適な物は、人によって異なります。
色んな、商品や施工事例をみて、ご家庭にあったものにして、後悔のない住宅の個性を出していきましょう。
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